今回は【要注意】膝の痛み サポーターの正しい使い方
についてお伝えしていきます。
大阪府泉大津市谷下鍼灸整骨院・整体院の谷下です。
膝の痛みにサポーターをすると楽だから、とサポーターで膝を固定しながら生活をしている。という方は要注意です。
サポーターの役割は膝関節を固定し、膝を安定させる事です。
じゃあ、膝が痛い時には着けた方がいい。と思うのが普通だと思います。
病院や薬局でも簡単に手に入りますし、つけていれば楽だし、と常時着けているという方もおられると思います。
しかし、そのように使い方を間違えてしまうと膝の痛みが改善される事はありません。
間違ったサポーターの使い方
1.サポーターをする目的が症状を改善する事になっている。
急性期のケガ(靭帯損傷など)では有効な場合がありますが、
ほとんどの膝の痛み、慢性的な痛み(変形性膝関節症など)の場合は、有効ではありません。
それは急性期のケガと慢性的な膝の痛みでは膝に痛みが出る体の背景が全く異なるからです。
膝に痛みが出る体の背景とは?
急性期のケガの場合)
スポーツなどでケガをした場合、明らかな外力が加わり膝を痛めた状態です。
慢性的な膝の痛みの場合)
慢性的な膝の痛みの場合、体に歪みを抱えている状態だという事です。
体に歪みを抱えているという事は、体のバランスが崩れ、日常生活の中で膝にかかる負担が左右で偏りが出来てしまう。という事です。
その為、日常生活の中で持続的に膝に負担が掛かり続けた事により痛みを出しています。
(レントゲン検査で軟骨のすり減りや関節の間の狭さ、膝関節の変形を病院で指摘されている場合が多い)
この場合、いくらサポーターで膝を固定しても、体がゆがんでいる状態である限りは、一時しのぎにしかならず、また膝を支える力をサポータに頼る事で、筋力が低下し、症状改善を遅らせる事になってしまう事もありますので、注意が必要です。
※急性期でも体に歪みを抱えた状態でケガをした場合は、慢性期に移行する場合があります。今回はわかりやすく説明する為に2つに分けています。
2.サポーターを外すと不安なのでとにかく着け続けている
膝の痛みはそこまで強くないが、痛みが強かった時の恐怖心からサポーターが手放せなくなっている。
上記の理由と同じくサポーターに頼る事で筋力低下を起こすリスクがありますので、専門家に診てもらいながら徐々にサポーターを外す時間を増やしていく事をおすすめします。
正しいサポーターの使い方
1.体の状態を把握し、サポーター着用が改善に向かう為の物なのか?その場しのぎなのか?目的を明確にして使用する。
2.サポーターを外すのが怖い場合は専門家に相談をしながら徐々に外す時間を増やしていく
3.とりあえずサポーターをしておくという使い方は要注意。
以上になります。
正しく活用し苦痛な時間を少しでも減らし改善に役立てていただければ幸いです。
膝の痛みでお悩みの方は参考にしてみて下さい。
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