骨折でも治療をすれば治る⁈
『肋軟骨損傷(肋骨骨折)は時間薬?』
先日、患者さんが犬の散歩中に急に犬が走り出した勢いで引きづられ転倒、
病院でレントゲン検査により、左右の肋軟骨損傷、痛み止めと湿布の処方をされていました。深く呼吸をした時、
歩くのも響いて痛い、
話すのも痛い、
寝たり起きたりが痛みで大変、
寝返りがは痛くて打てない。
夜は夜中の2時からは座って寝る状態…
という状態で、
その状態(治療前ビフォー)の動画はコチラです→
https://youtu.be/IL0jy_jNukA
『肋軟骨損傷は治るのを待つしかないですかね?』
とお問い合わせいただきました。
『そんな事はありませんよ、すぐに来て下さい』とお答えさせていただき治療をさせていただきました。
結果的には痛みは残るものの、寝起きや会話をする際の痛みが軽減し、『だいぶ楽です』との事でした。
治療後1週間後の状態(アフター)の動画はコチラ➝
なぜ?肋軟骨損傷(肋骨骨折)の痛みが楽になったのか?
決して折れた骨が治療で修復されたわけではありません。
ポイントは骨だけに囚われない事です。
骨折→骨→待つしかない
ではありません。
実は痛みには筋肉もかなり作用しているんです!
今回の患者さんも例外ではありませんでした。
犬に引きづられる時に、リードを持っていた右腕を強く引いた状態で転倒し胸を打たれています。
転倒により、身体は防御反射で右腕から肋骨の周りの筋肉をカチカチに固めた状態になっていました。
肋骨には呼吸をする為の筋肉や腹筋、腕を動かす筋肉などがあります。
柔軟性を失った肋骨では歩く振動や呼吸をする度に衝撃が患部に届き易くなるのです。
例)茹でる前のパスタ(硬い)
茹でた後のパスタ(柔らかい)
どっちが折れやすいでしょうか?
治療では右腕から緊張をほどいて行き、肋骨の周りの筋肉がリラックス出来る状態にしてあげる事が重要でした。
そうする事で肋骨に柔軟性が出来る事で、衝撃が患部に届きにくくなり、痛みが緩和された。という事です。
また筋肉が柔らかくなる事で血流も良くなるので患部の治癒過程も早まります。
これは他の部位の骨折でも同じことが言えます。
骨折により手術が必要な場合もありますが、手術が必要でない骨折であれば、痛みを緩和、治癒過程を早める事は可能です。
以上、骨折は骨だけでなく、筋肉も大事なんですよ!というお話でした。
長文になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました❗️
泉大津市、谷下鍼灸整骨院・整体院
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