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この記事の目次
手術宣告されたヘルニアが改善できた3つの理由
一般的に、
病院で椎間板ヘルニアと診断され、
お尻から足にかけての痛みを出しているのは、
坐骨神経痛
という症状です。
簡単に説明すると、
腰から足に伸びている坐骨神経が、
腰の椎間板によって圧迫されている状態が、
椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛になります。
病院ではMRI検査でヘルニアの診断をします。
そして時には手術を勧められます。
しかし、ヘルニアは手術を回避出来る可能性が高い病気です。
えっ?
ウソでしょ?
ホントなら嬉しいけど…
と思いますよね⁈
本当です。
今日はその3つの理由についてお話しします。
【理由1】ヘルニア=痛みではない可能性が高い
実はこのヘルニア。
ヘルニアと診断されると、
やっぱりすごく悪い状態なんだ…
手術しかないのかな…
と思いますが、
全然そんなことはありません。
ヘルニアは腰痛や坐骨神経痛が無い人でも、
『一般的にヘルニアになっている人の方が多い』
というのが実際です。
どういう事⁈
これは世界腰痛学会の研究でも発表されていますが、
無作為に無症状の人を対象にMRI検査を行った所、
実に76%の方にヘルニアがあったという事実。
さらにヘルニアが原因で坐骨神経痛を引き起こしているのは、
ヘルニアと診断された方の約5%に過ぎないという事実。
残りの95%は筋肉の硬さによる坐骨神経痛だという事実。
ヘルニアが、
坐骨神経痛の原因になっている可能性が低いということです。
この事からMRI検査だけでは坐骨神経痛の原因がヘルニアだと判断が出来ないということになります。
【理由2】坐骨神経痛の原因を知ること
坐骨神経痛がヘルニアによる可能性は低いというものの、
可能性はあるので、油断は禁物です。
坐骨神経痛を引き起こしている原因をMRI検査だけではなく徒手検査でも調べる必要があります。
ヘルニアの要素が強いのか?
筋肉の要素が強いのか?
を判断し、仮説を立てます。
MRI検査と徒手検査をしても確定診断までは出来ません。
仮説を基に実際に治療をすることで初めて手術回避が可能か?
の判断をすることが出来るというのが当院の方針です。
【理由3】仮説をもとに治療をする
時にはヘルニアと筋肉の要素が合わさっている場合もあるので、
実際に施術により筋肉にアプローチを加え、
手術を回避出来る状態なのか?
を判断することが出来ます。
当院では3回を目安に手術回避が可能か?
を判断しています。
3回施術をしても症状改善の兆候がみられない場合は、
セカンドオピニオンを踏まえて手術も検討していただく方針としています。
そうする事で必要のない手術を回避出来ますし、
患者さんの体、時間、費用の負担を減らす事が出来るからです。
まとめ
ヘルニアの事実を知る
ヘルニアの原因を知る
仮説を立て治療をする
以上がヘルニアの手術を回避出来る3つの理由になります。
ヘルニアと診断され回避出来る可能性は100%ではありませんが、
「ヘルニアを回避出来る可能性が十分ある」
という事を知っていただき、参考にしていただければと思います。
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谷下鍼灸整骨院・整体院 谷下浩司