四十肩になり、まず悩まされるのが肩の痛み、痛みを抱えながら生活をしているうちに腕まで痛くなってきた。
または、四十肩になり1ヶ月以上経つのに腕が疼くように痛む。
そんなお悩みの方へ四十肩で腕が痛くなる理由についてお伝えします。
この記事の目次
なぜ?四十肩で腕が痛くなるのか?
こんにちは。泉大津市にある四十肩・五十肩専門院【谷下鍼灸整骨院・整体院】院長の谷下浩司です。
四十肩とは別名【肩関節周囲炎】といい。肩関節の周りの筋肉を痛めている状態です。
肩を動かす筋肉は肩関節の周りに着いていますが、
実は腕の筋肉も肩関節を動かすのに関係しています。
その為、肩関節の周りの筋肉が痛みにより動かしにくくなった場合、腕の筋肉を使って肩を動かそうとする為、腕の筋肉に負担がかかる事で筋肉が硬くなり痛みを出してしまいます。
特に負担が掛かりやすいのは上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)力こぶの筋肉です。
力こぶの筋肉は手を挙げる時に20%程使っているのですが、手を挙げる他の80%の筋肉が使いにくくなる事で負担割合が増えるためです。
腕の痛みを出す筋肉
烏口腕筋
肩甲骨から腕に向かって伸びている筋肉です手を挙げる時に働きます。
上腕二頭筋
この筋肉は力こぶの筋肉です。
主な働きは肘を曲げる時に働くのですが、手を挙げ肩を動かす時にも使っている筋肉です。
上腕三頭筋
上腕二頭筋の裏側の筋肉です。
主な働きは、肘を伸ばす時に働く筋肉です。
上記のような筋肉が肩関節の動きに関係する腕の筋肉になり、
痛みを出している筋肉になります。
肩関節をかばいながら使うことによって腕に痛みを出す事は珍しくありません。
腕の痛みが四十肩が原因でない場合も
当院にも腕の痛みが四十肩だと思われて来院されたが、実は四十肩ではなくて首が原因で四十肩のような痛みを出しているという事があります。
それは首から腕に伸びている神経が圧迫をされ腕や肩に痛みを出しているケースです。
- 頚椎症
- 頸椎ヘルニア
- 頸椎脊柱管狭窄症
- などの症状により腕に痛みを出している事もあります。
- 確かに肩を動かしても痛い、安静にしていても痛い為、四十肩だと思われている事があります。
腕の痛みが首からなのか五十肩からなのか?確認方法
痛みの感覚だけではなかなか首なのか?肩なのか?判断するのは難しいので、
ご自身で簡単にできる判別方法をお伝えします。
それは、
首を前後左右、右向き、左向きとゆっくり動かせる範囲で動かしてみて下さい。
この時に痛みが腕や肩に出るようであれば、腕の痛みは首の神経を圧迫している可能性が高くなります。
逆に痛みが出なければ四十肩の影響で腕に痛みを出している可能性が高くなります。
また首の影響で疼きがある場合は何ヶ月と続く場合があります。
四十肩による腕の痛みに対するおススメの運動
先ほど説明した通り、四十肩になり出ている腕の痛みは筋肉が硬くなる事で出ていますので、筋肉の緊張感を和らげるストレッチ運動をお伝えします。
四十肩で1番影響を受けるのが上腕二頭筋になりますので、今回は上腕二頭筋のストレッチ運動をお伝えします。
詳しくはコチラをご覧ください。
まず、肘を伸ばした状態で腕を内側に捻ったり外側に捻ったりする運動です。
内側に捻った時に上腕二頭筋にストレッチがかかる為、内側に捻った時は少し上腕二頭筋が伸ばされているイメージをしましょう。
次に肘を伸ばしながら手を後ろに引いていきましょう。
この時は裏側の筋肉を意識しながら行って下さい。
裏側の筋肉を縮込めることにより上腕二頭筋が緩む為、その状態で手を後ろに引き少しストレッチを加えましょう。
運動ストレッチの3つのポイント
筋肉の柔軟性を付ける為のストレッチ運動をする際、以下の3つのポイントを意識して実践して下さい。
➀ゆっくりと行う
- 急に伸ばしてしまうと、筋肉は逆に縮こまろうとするので、ゆっくりと行いましょう
②良い姿勢で行いましょう
- 背中を丸めてしまうと効果的に行う事が出来ません
③ゆっくりと呼吸を整えながら行う
- 運動やストレッチをしている時は息を止めながらしてしまう事がありますので、ゆっくりとした呼吸を意識しながら行いましょう。
➀ゆっくりと行う
筋肉は急に伸ばされると伸張反射(しんちょう反射)といって縮こまろうとする反射が起こります。
なので筋肉にストレッチを加える時はゆっくりと行い、少し伸ばされていると感じる所で静止し、伸ばされている感覚が和らぐまで待ちましょう。
そうすることで筋肉に柔軟性を付ける事が出来ます。
②良い姿勢で行いましょう
背中を丸めた悪い姿勢だと筋肉の距離が近くなり、上手くストレッチがかかりません。
背筋を軽く伸ばした状態で行う事で効果的なストレッチ運動になります。
③ゆっくり呼吸を整えながら行う
何かをしようとする時は無意識のうちに呼吸を止めてしまったり、浅くなる事が多い為、ゆっくりとした呼吸を意識しながら行いましょう。
実は呼吸をゆっくりするだけでも筋肉の緊張感は和らぎます。
【注意】ストレッチ運動により痛みが強くなる場合は中止しましょう
四十肩の痛みを軽減する為にストレッチ運動は有効ですが、症状が強く出ている場合は悪化させてしまう危険性があります。
安静にしていても痛む、少し動かすだけで痛い、疼いている。
などの場合はかなり症状が悪化している可能性があります。
このような場合は無理をせずストレッチ運動は控えていただき、信頼のおける先生にまず診てもらいましょう。
【追伸】四十肩を本気で治したいあなたへ
四十肩になるとどうしようもない、痛みが治まるのを待つしかない。
そのように思っていませんか?
実は四十肩は正しい治療を行えば症状は必ず改善されます。
なぜ?いつまでも治らない四十肩の方が多いのか?
それは、整形外科や整骨院で受けている治療が四十肩の原因に対してアプローチが出来ていないからです。
四十肩になったのにも必ず原因があります。
その原因とは骨盤の歪み、筋肉の緊張感、身体のバランスなど様々です。
しかし、世間で行われている治療はその場しのぎの、痛み止め、注射、マッサージなどばかりです。
原因についての詳しい説明もなければ、根本治療も行わない。
これだけで本当によくなるでしょうか?
谷下鍼灸整骨院・整体院ではその場しのぎの対処療法ではなく、四十肩を原因から根本的に改善していきます。
四十肩になった原因から根本的に改善することで肩にかかる負担は軽減され、四十肩の症状も自然と改善されていきます。
そんな理想の体になりたくないですか?
四十肩を本気で改善したい方は、ぜひ当院へお越しください。
四十肩、五十肩